【比較検証】Versant・TSSTとネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの相関性

かなのん

今回は、実際の資格試験とネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの相関性についての比較検証記事です。

目次

結論:Versant・TSSTとネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの相関性は高い!

かなのん

Versant・TSST・CEFRとネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの相関性は高かったです。

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストとは?

かなのん

オンライン英会話のネイティブキャンプでは、「マンスリースピーキングテスト」を利用することができます。

特徴は以下の通りです。

特徴

  • スマートフォン、タブレットからアプリを使って24時間いつでも自分の好きな時に受験ができる。
  • 月額料金に含まれているので「マンスリースピーキングテスト」のための追加料金は不要。
  • 「日常英会話」と「ビジネス英会話」の2つを受けることができる。
  • AI技術を活用したテストで約5分で完了する。
  • 語彙力、文法、流暢さ、発音の4つの観点から客観的に判定可能。
  • 「マンスリースピーキングテスト」終了後、結果はすぐに10段階のレベルで表示される。

10段階のレベルの内容

10段階のレベルは以下の通りです。

参考:CEFRについて

上の図の左から2番目にCEFRと書かれています。これは「セファール」と読まれます。

CEFR自体は試験ではありません。

CEFRは、Common European Framework of Reference for Languages(共通欧州言語参照枠)の略称です。

学習者の言語能力を評価するための共通基準を提供するために開発されたもので、言語の習得レベルを6つの異なる段階に分類しています。

これらの段階は、A1(初心者)からC2(熟練者)までのレベルを示しています。

CEFRは、言語学習者や教師が自分の言語能力を評価したり、言語学習の進捗状況を測定したりするための共通の基準として広く使用されています。

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの利用方法・出題内容

4つの問題形式から構成されており、全7問出題されます。

質問に対し英語で発話するテストです。

日常英会話とビジネス英会話の2種類があり、ひと月にそれぞれのテストを受けることができます。

マンスリースピーキングテストの利用方法は以下の通りです。

アプリを利用した場合でご説明します。

アプリを開いて、下の真ん中のボタンをタップします。

スピーキングテストの画面に移りますので、「日常英会話」か「ビジネス英会話」のどちらかを選びます。

下の図は「日常英会話」を選択した例です。

「テストを開始する」をタップし、テストを開始します。

テストが終わると結果がすぐに表示されます。

なお、毎月のテスト結果は一覧として記録に残っています。

過去の一覧を表示させるには「スピーキングテスト」の画面で一番下の「テスト結果一覧」をタップします。

下の図のように、過去の一覧が表示されますので、見たい年月をタップすればその年月の結果を見ることができます。

毎月の学習成果が数値化して分かるので便利ですし、モチベーションアップになります。

比較検証のきっかけ

かなのん

ネイティブキャンプの「マンスリースピーキングテスト」を使えば、日々の英会話の上達を手軽に、かつ追加料金なしで毎月チェックできます。

しかしながら、その評価結果の信頼性については私の中に疑問がありました。

  • 自分の実力が正しく評価されているのだろうか。
  • 他の資格試験と比べてみたらどうなるのだろうか。

これらの疑問をきっかけに、実際の資格試験と比較検証をしてみました。

比較対象とした資格試験:Versant

かなのん

まずはVersantとの比較をしてみました。

Versantとは、英語のスピーキングおよびリスニング能力を測定するためのオンラインテストです。

Versantは、AIにより自動採点されるため、結果が即座に表示される点も特徴です。

テストの結果に基づいて、受験者の英語のスピーキングおよびリスニングスキルが評価されます。

なお、Versantには、スピーキング、ライティング、プレイスメントの3種類のテストがあります。

一般的に、Versantと言えば、スピーキングテストしてのVersantを指すことが多いです。

この記事でもスピーキングテストしてのVersantとして説明いたします。

かなのん

Versantの詳細についてはこちらをご覧ください。

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私がVersantを受験した時のスコア・および評価項目ごとの採点は以下の通りです。

Versantを初受験した時のスピーキングテストの結果は以下の通りです。

ここで先ほどの図(10段階のレベル)をご覧ください。

スピーキングテストの「レベル7」はVersant換算で「53-57」ですのでばっちり合っています。

「語彙」のスコアが高く、「流暢さ」と「発音」のスコアが低いという結果もVersantと同じです。

したがって、スピーキングテストとVersantの相関性はかなり高くて正確であるいう結論に至りました!

比較対象とした資格試験:TSST

かなのん

TSSTとは、アルク社が主催するスピーキングテストのことです。

TSSTは、Telephone Standard Speaking Testの略です。

その名の通り、電話で英語の実践コミュニケーション力を測ることができます。

実践において「その時」「その場で」瞬時に、自分の言葉で自分の考えを発信できる能力を測定することを目的としています。 

TSSTについての詳細はこちらをご覧ください。

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比較項目 総合評価の相関性

かなのん

異なる2つの時期における、実際の資格試験(TSST)とネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの結果を比べてみました!

TSSTのレベル5のとき、マンスリースピーキングテストのレベル7

TSSTのレベル5

マンスリースピーキングテストのレベル7

TSSTのレベル6のとき、マンスリースピーキングテストのレベル8

TSSTのレベル6

マンスリースピーキングテストのレベル

以上の結果から、TSSTとネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストにも高い相関性があると結論付けました!

なお、ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストには独自のAI技術が使われているのに対して、TSSTは評価官(人間)が評価を行います。

AIと評価官(人間)、どちらの評価方法であっても、スピーキング力のレベルアップを認めてくれてました。

(参考)TSSTとネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの評価基準の違いについて

以下のTSSTのレベル分布のとおり、TSSTのレベル6の受験者は「中級」に属しているものの上位集団に属しています。

レベル6の受験者は全体の10%未満です。

仕事でいえば「海外赴任」、学業でいえば「学部留学」がふさわしいとされているのがレベル6です。

したがって、自分で言うのもなんですが、TSSTの「レベル6」は日本人の英語学習者の中では「上級」に属しているといえると思います。

TSSTの基準での「上級」(レベル9)はかなりのレベルの高さだと思います。

ネイティブキャンプの「マンスリースピーキングテスト」と他の資格試験との違いは、どちらかが正しくて、どちらかが劣っているということではなく、それぞれが設けている基準(レベルの高さ)の違いにあるのだと思います。

TSSTの基準は高いですので「マンスリースピーキングテスト」との相関性で言えば、以下のような式がおよその目安として成り立つのではと思います。

「マンスリースピーキングテスト」のレベル -(マイナス)2=TSSTのレベル

私の場合、

「マンスリースピーキングテスト」のレベル7 -(マイナス)2=TSSTのレベル5

「マンスリースピーキングテスト」のレベル8 -(マイナス)2=TSSTのレベル6

でした。

ご参考になればと思います。

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストの上手な使い方

かなのん

実際の資格試験との相関性が高いネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストを毎月のレベルチェックに上手に生かしましょう。

実際の資格試験の費用は結構高い!

スピーキング力が測定できる実際の検定試験では、1回あたり次の費用がかかります。(記事作成時点。いずれも個人受験の場合です。)

  • TSST:8,800円(税込)
  • VERSANT English Speaking Test:5,500円(税込)
  • TOEIC® Speaking & Writing Tests:10,450円(税込)

上記3つのうち、一番安い「VERSANT English Speaking Test」であっても、これを毎月受験した場合、年間で66,000円かかります。(5,500円×12か月分)

実際の資格試験でのスコアがキャリアアップや就職・転職対策上、求められることがあるかもしれません。

かといって毎月受験していたら金銭的な負担は相当なものとなります。

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストと実際の資格試験を使い分ける

かなのん

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストはあなどれません。

実際の資格試験との高い相関性があります。

かといって、ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストには履歴書に書けたり、社内でアピールできたりするような客観性はありません。

そこでおすすめしたいのが、ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストと実際の資格試験の使い分けです。

以下のような使い分けができます。

  • 毎月のレベルチェックは、ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストを使う。
  • ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストで自分のレベルアップを確認してから、VERSANTなどの実際の資格試験を受験する。

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストと実際の資格試験を上手に使い分けることによって、限られた費用を有効活用することができます。

かなのん

ネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストは、月額料金(プレミアムプラン:6,480円 (税込) )のレッスン受け放題とコミコミ価格で利用できます。

月に1回マンスリースピーキングテストを利用すればこれだけでほぼ元が取れるようなものです。

ネイティブキャンプを試してみたいと思った方は、「7日間無料トライアル」をおすすめします。

「7日間無料トライアル」の期間中は、有料プランと同様のサービスを受けることができます。

今回ご紹介のネイティブキャンプのマンスリースピーキングテストは、「7日間無料トライアル」でも受験できますのでぜひ一度お試しください!



かなのん

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ぜひオンライン英会話を活用して一緒に英語のレベルアップをしましょう!

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この記事を書いた人

かなのんです。
ネイティブでもハーフでもない、独学で英語を勉強した日本人です。
TOEICは940点を獲得し、英検1級にも合格しました。
これまでの英語学習の苦労やコツ、おすすめ教材を紹介しています。
ぜひ一緒に英語を学びましょう!

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