【スッキリ!もう迷わない!】「There is no~」と「There are no~」の違いは?2つの原則と2つの例外で解説

今回は、「There is no~」と「There are no~」のルールについて説明します。
これを見終わった後には、「There is no~」と「There are no~」の正しい使い分けができるようになりますよ!

まず音声について説明させてください。
これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。

PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。

何度も繰り返し聞いて表現を丸ごと覚えましょう!
原則1.後に続く名詞が不可算名詞(数えられない名詞)なら「There is no~」を使う
後に続く名詞が不可算名詞(数えられない名詞)なら「There is no~」を使います。
There is no escape from fate.運命からは逃げられない。
There is no time to lose.時間の猶予はありません。
There is no smoke without fire.火のない所に煙は立たぬ。
There is no need to hurry.急ぐ必要はない。
原則2.後に続く名詞が可算名詞(数えられる名詞)なら「There are no~」を使う
後に続く名詞が可算名詞(数えられる名詞)なら「There are no~」を使います。
これは原則(ルール)ですので、「なぜ?」と思わずにこのまま覚えてしまうのがいいと思います。
There are no plans to build new offices.新しいオフィスを建てるという計画はない。
There are no secure jobs these days.最近は安定した仕事がない。
There are no winners in a divorce.離婚には勝者はいない。
There are no applicants for the job.その仕事への応募者はいない。

まずはこの2つの原則を覚えておけば大丈夫です。

次に2つの例外を覚えましょう。
この例外も理解すると「There is no~」と「There are no~」のどちらを使うべきかで迷うことがなくなりますよ。
例外1.後に続く名詞が可算名詞(数えられる名詞)であっても、通常一つしかないものには「There is no~」を使う
もともと複数あることが想定されないものであれば、「There is no+単数形」の形で表現します。
There is no schoolyard in my school.私の学校には校庭がない。
普通は学校には校庭は一つですので、「schoolyard」と単数形とした上で「There is no〜」とするのが自然です。
There is no desk for me.自分用の机がない。
通常、自分の机は一つあれば十分ですので、この場合も「There is no+単数形」の形で表現するのが自然です。
There is no refrigerator in my house.私の家には冷蔵庫がない。
これも同じ考え方です。家庭には冷蔵庫はたいてい一つあれば十分ですので「There is no+単数形」の形で表現するのが自然です。
例外2.後に続く名詞が可算名詞(数えられる名詞)であっても、否定を強めたい場合は「There is no~」を使う
後に続く名詞が可算名詞(数えられる名詞)であっても、否定を強めたい場合は「There is no~」を使います。
このルールでの使い方は、慣用表現で多く見られます。
There is no royal road to learning.学問に王道なし
There is no rose without a thorn.トゲのないバラなどない(きれいなバラにはにはトゲがある)
There is no friend so faithful as a good book.良書ほど忠実な友はない。
There is no place like home.我が家に勝るところなし

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ一緒に英語のレベルアップをしましょう!
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