「can」を使った許可を求める会話表現をマスター!


今回もやさしく説明します。
Contents
「can」のもっとも一般的な意味・用法
「can」にはいくつかの意味・用法があります。
もっとも一般的なのは「~ができる」という「能力」の意味・用法です。
Can you speak Japanese?
あなたは日本語を話すことができますか。
これは「能力がある」という意味・用法での「can」ですので、「あなたには日本語を話す能力がありますか」との言い換えも可能です。(少し不自然な和訳ですが)
今回はこれとは別に、「can」を使った許可を求める会話表現をご紹介します。
「can」を使った許可を求める会話表現

さっそく例文を見ていきましょう。
Can I ask you something?
お尋ねしてもいいですか。
Yes, of course you can.
もちろんいいですよ。
この例文の「can」は「~ができる」という「能力」の意味・用法ではないことがお分かりになりますでしょうか。
「私にはあなたに尋ねる能力がありますでしょうか」とは聞いていないわけです。
(映画館にて)
Can we have two tickets for the Max-man, please?
マックスマン(架空の映画のタイトル)のチケットを二枚いただけますか。
(友人の家にて)
Can I have some more pie?
もっとパイを食べてもいい?
No, I’m afraid you can’t.
悪いけどできません。
「could」を使うとより丁寧になる
「could」を使うとより丁寧な表現になります。
Could I ask you something?
お尋ねしてもよろしいでしょうか。
受け答えの注意点
なお、許可を求める「could」に対する受け答えの際は注意が必要です。
「Yes, you could」とは言いません。「Could I~?」につられて「Yes, you could」または「No, you couldn’t」と言わないようにしましょう。
以下のように言います。
Could I ask you something?
お尋ねしてもよろしいでしょうか。
Yes, of course you can.
もちろんいいですよ。
「may」、「might」とのニュアンスの違い
「may」、「might」も許可を求める表現として使われます。「may」、「might」は、「can」、「could」よりもフォーマルな表現です。
May I ask you something?
お尋ねしてもよろしいでしょうか。
Might I use your pen?
ペンをお借りしてもよろしいでしょうか。
人によっては、「may」、「might」を使うほうが、許可を求める表現としてより正しいとする考えもあるようですが、「can」、「could」は日常会話では問題なく広く使われています。
参考(「can」に関する別の記事のご紹介)
「can」に関する別の記事のご紹介です。合わせてご覧いただければ幸いです。
(参考)「mind」を使った許可を求める表現
まとめ
「can」を使った許可を求める会話表現について
- 「can」のもっとも一般的な意味・用法
- 「can」を使った許可を求める会話表現
- 「could」を使うとより丁寧になる
- 「may」、「might」とのニュアンスの違い
- 参考(「can」に関する別の記事のご紹介)
以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。