結論:世界保健機関(WHO)が、日本にならって推進した「3C」があります。
Avoid the Three Cs(3密を避けよう)
3密(3つの密)について、世界保健機関(WHO)が日本にならって推進したのが「3C」です。
正確には、「Avoid the Three Cs」(3密を避けよう)という運動です。
その3つをご紹介します。
Crowded places(混雑した場所)
「Crowded」は形容詞で「混雑した、込み入った、満杯の」という意味があります。
The train was crowded.
その電車は混雑していた。
また「crowd」には名詞として「群衆、民衆」、動詞として「群がる」という意味があります。
(名詞としての「crowd」)
A crowd gathered round us.
群衆が私達の周りに集まった。
(動詞としての「crowd」)
People crowded the shopping mall.
人々がそのショッピングモールに群がった。
なお「cloud」は「雲」、「雲でおおう」という意味の単語です。似ていますが別の単語ですので注意しましょう。
Close-contact setting(密接な環境)
「close」が「密接な」で、「contact」が「接触」ですので、「close-contact」で「濃厚接触の」という意味合いになります。
また「setting」には「状況、背景、環境」という意味があります。
The place provides a suitable setting for reading.
その場所には読書に適した環境がある。
Confined and enclosed spaces(狭くて閉じ込められた場所)
「Confined」には「狭い、閉じ込められた、限られた」という意味があります。
また、「enclosed」の原形は「enclose」です。「enclose」には「包み込む、囲う、同封する」という意味があります。
手紙などでの「〜を同封したのでご確認ください」の定番表現でこの「enclosed」が使われます。
Enclosed please find an invoice.
請求書を同封しましたのでどうぞご確認ください。
いまご紹介した3つはどれも「C」から始まっているので、「3つのC」ということですね。
また、「Three Cs」の「s」は、複数形の「s」です。
他のコロナ感染症対策の英語のスローガン 「3 W’s to reduce the risk of COVID-19」
「3 W’s to reduce the risk of COVID-19」(新型コロナの感染リスクを少なくするための3つのW)も、感染症対策のスローガンの一つです。
- Wear a mask (マスクをつける)
- Wash your hands (手を洗う)
- Watch your distance (距離に注意)
どれも「W」から始まっているので、3つのWということですね。
「Watch your distance (距離に注意)」に関して、本来、distanceと相性の良い動詞は「keep」ですので「Keep your distance」(距離を保つ)のほうががしっくりくると思います。
このあたり、wを3つ重ねたいための工夫があったのではないでしょうか。
ちなみに「watch」は、この場合においては「見る」ではなく「注意する」という意味です。
例えば「Watch your mouth.」は「口に気をつけろ」、つまり「余計なことを言うな」ということになります。
また、「Watch your step.」といえば「足元(または段差)に注意」ということです。
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まとめ
「Avoid the Three Cs」(3密を避けよう)
- Crowded places(混雑した場所)
- Close-contact setting(密接な環境)
- Confined and enclosed spaces(狭くて閉じ込められた場所)
「3 W’s to reduce the risk of COVID-19」(新型コロナの感染リスクを少なくするための3つのW)
- Wear a mask (マスクをつける)
- Wash your hands (手を洗う)
- Watch your distance (距離に注意)
このスローガンを徹底して感染防止をしましょう。
以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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