今回は「台風〇号」の英語表現についてやさしく説明いたします。
結論:英語で「台風〇号」を表現するには、台風ごとの名前を用います。
台風1号は「Typhoon first」???
台風は英語で「typhoon」といいます。
発音も似ていますので、覚えやすいですね。
それでは、「台風1号」を英語でどのように表現するのでしょうか。
「Typhoon first」になるのでしょうか?
あるいは「Typhoon Number One」でしょうか?
あまり見慣れない表現ですね。。。
実は、日本語をそのまま英語に訳すのが適切ではない場合があります。
今回もそのケースです。
英語では別の表現がありますので、それをそのまま覚える必要があります。
それはズバリ「台風の名前」です。
台風の名前って?
アメリカでは、ハリケーンに名前をつけています。
ハリケーン・カトリーナ (Hurricane Katrina) がその一例です。
聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の「台風〇号」も、英語で表現するためには、台風ごとの名前を用います。
例えば以下の通りです。
- Jebi・・・平成30年台風第21号
- Hagibis・・・令和元年台風第19号
- Haishen・・・令和2年台風10号
これは決まりですので、このまま覚えましょう。
英語の「台風〇号」の調べ方:気象庁のホームページ
その他の気象用語について
その他の気象用語についても合わせて確認しましょう。
hurricane
「hurricane」は「暴風雨」、「ハリケーン」のことでメキシコ湾や西インド諸島で発生するものを言います。
日本の台風を「ハリケーン」と呼ばないように、アメリカでのハリケーンを「typhoon」とは言いませんので注意しましょう。
また、一般のハリケーンを表す場合には「hurricane」と文中では小文字で表しますが、固有の台風の名前と組み合わせるときには「Hurricane Katrina」のようにそれぞれの先頭を大文字で表記することも確認しましょう。
The hurricane destroyed the whole city.
そのハリケーンは都市全体を破壊した。
Hurricane Bob hit the US coast for 10 days.
ハリケーン・ボブが10日に渡ってアメリカの海岸沿いを襲った。
cyclone
「cyclone」は、「サイクロン、温帯性低気圧」のことです。
特にインド洋で発生するものを言います。
willy-willy
「willy-willy」は熱帯性低気圧のことで、特にオーストラリアで発生するものを言います。
tropical storm
「tropical storm」とは、「熱帯性低気圧、熱帯暴風雨」のことです。
「tropical storm」が巨大化すると「typhoon」、「hurricane」、「cyclone」、「willy-willy」になります。
まとめ
それでは、最後におさらいしましょう。
- 台風は英語で「typhoon」という。
- 「台風1号」を「Typhoon first」と訳すのは誤り。
- 英語で「台風〇号」を表現するには、台風ごとの名前を用いる。(例、Jebi、Hagibis、Haishen)
- 気象庁のホームページに、過去の台風の英語名が記載されている。
- その他の気象用語について
「○○年 台風○○号」というよりも、英語の表現ように、台風にそれぞれの名前があったほうが分りやすいと私は思います。
台風はあまり来ないほうがいいですけれども。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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