英語のスピーキングは読み書きとは全く別のスキル

今回は、英語のスピーキングは読み書きとは全く別のスキルだとあらためて気づいた話です。

私と英語

私はTOEICで900点以上を獲得したことがあります。(最高は940点)

今は仕事上で英語に触れる機会はありますが、英語を読むのが中心です。また、仕事での英語のリーディングに加えて、平日は通勤前や通勤時間を利用してNHKのラジオ英会話やポッドキャストの英語ニュースを聞いています。

なお、以前は仕事で英語を話す機会もあったのですが、10年近くそのような仕事から遠ざかっていたのでその間に英語を話すことはほとんどありませんでした。

気づきのきっかけはオンライン英会話

今回の気づきは、ブログ記事作成のためオンライン英会話を利用することにしたのがきっかけでした。

私は英語を読むことと聞くことは継続していましたし、スピーキングについても、自転車の乗り方を一度覚えたら忘れないように、過去の貯金でなんとかなるだろうと思っていました。

ところが、オンライン英会話をスタートしたときに分かったのが、自分の理想と現実とのギャップでした。

相手が何を言っているのかは分かる

英語のリスニングは継続していましたので、相手が何を言っているのかは分かります。

特に、オンライン英会話では相手の顔が見えますので、表情やジェスチャーなどの視覚的な情報も理解の助けになります。

自分にとってのオンライン英会話あるある(ただしこれからなくしたい)

思考停止状態になってしまう

講師の中には発音に難ありの方もいるのですが、彼らはうらやましいくらいに次から次へと英会話が出てきます。

それに比べて私は、講師が何を言っているのかは分かるのですが、講師からの質問に対して、一瞬頭が真っ白になり思考停止状態になってしまうほど、何を言っていいのか分からないときがあります。

簡単な単語や文法がとっさに出てこない

後で思い返すと「ああ言えばよかった」、「この表現が使えたはず」、「なんでこんな単語すら思い出せなかったんだろう」と思うのですが、会話中では情けないほどに簡単な単語や文法すらとっさに出てきません。

頭の中ではCPUをフル稼働させていろいろ考えるのですが、とにかく言葉が出てきません。ようやく言葉が出てきたとしても、「あー」とか「うー」とかで時間を稼いだり、会話の途中でポーズ(空白状態)が生じたりしてしまいます。

このような状態は自分でももどかしいですし、相手も聞き苦しいはずです。

頭の中で英作文をしてしまう

今の自分は、以下のような流れで英会話をしているようです。

  • まず言いたいことを日本語で考える
  • その日本語の文章を英訳するための英単語をかき集める
  • それらの英単語を、知っている文法を使ってパズルのように並び替えて英作文をする
  • その英作文を言葉に出す

このようなプロセスで翻訳作業をしていては英会話の瞬発力に欠けますし、脳内エネルギーを過度に消費します。

また、相手とリズミカルに英会話をすることもできません。

頭が疲れる

約30分のレッスンが終わった後は、頭のエネルギーを使い果たしたような感じになり、どっと疲れが出てきます。

相手が言っていることを理解するためにも集中力が必要ですし、自分が言う側になると、言いたいことをなんとか英語で表現しようと頭を最大限に働かせますので頭がヘトヘトになります。

このように頭の筋肉を働かせることは、英会話力アップに必要な過程なのでしょうが、次のレッスンをためらってしまいがちになるほど、とにかく疲れます。

分かったこと

今回あらためて以下のことに気づかされました。

  • 英語のスピーキングと、リーディング、リスニングは全く別のスキルである
  • 英語のスピーキングのスキルは、日頃から鍛えておかないと著しく下がる
  • たくさんの単語や文法を知っていることは大事だが、それだけでは英会話のスキルは身につかない
  • 訓練次第で英会話力アップができるかもしれないが、それには相応の努力が必要である

今後もオンライン英会話を続けて、現実と理想のギャップを埋めたいと思います。

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最後に

かなのん

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

このブログを通じて自分自身の英語力をさらに向上させていきたいと思います。

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英語のスピーキングは読み書きとは全く別のスキル” に対して1件のコメントがあります。

  1. tt より:

    はっきり言って、読み書きできると思っちゃってる人のほとんどは受験用で少しできるだけで全く実用的でない場合がほとんどですからね。テストの問題を解く=読み書きできると思っちゃうのはあまりにも哀れだなと思ってしまいます。そういう思い違いしてる人がかなり多いです。実際に使えないと意味が全くないです。読み書きできるけど話せないんだよねとか得意げに言ってる人の実態はほとんどこれです。

    聴く話すはおっしゃる通り、過酷なトレーニングが必要であり、その厳しさから楽な方に逃げるのかなーと思います。真面目にやれば、体力も死ぬほど使って終わる度に放心状態になりますからね。自分の出来なさを話すたびに痛感してそれと常に向き合わないといけません。机に向かってやってる勉強ではそういった厳しさ全くないです。

    話せないのは良いですが英語の勉強してるのに話すことから逃げてる人は本当あまりにも情けないなーって思います。

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