今回は、間違えやすい「house」と「home」について、共通点と相違点をご説明します。
最後には、きっとこれまでの「house」と「home」のもやもやがスッキリするはずです!
はじめに
「house」と「home」の使い分けに迷ったことはありませんか。
なぜ迷うかというと、両方を同じように使うことができる場合もあれば、違う使い方(入れ替えできない使い方)をする場合もあるからです。
そこで今回は「house」と「home」を共通点と相違点に分けてご説明したいと思います。
その前に音声について説明させてください。
これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。
PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。
何度も繰り返し聞いて、単語や表現を耳から覚えて自分のものにしましょう!
共通点
どちらも「家」という意味がある
「house」と「home」にはどちらも「家」という意味があります。
私の家でパーティーをしよう。
He was at my home yesterday.彼は昨日は私の家にいた。
相違点
「house」は「建物」を表す
「house」は、人が住むための「家」だけでなく、「建物」全般を表します。
灯台
オペラハウス
お化け屋敷
「house」の持つ「建物」のイメージがお分かりいただけましたでしょうか。
「home」には「住宅」、「我が家」、「家族の団らんの場所」という意味がある
「home」には生活の場としての「住宅」、「我が家」という意味があります。
あなたのご自宅に電話してもよろしいですか?
There is no place like home.我が家にまさるところはない。
East or west, home is best.どこにあろうが我が家が一番。
「home」には副詞の役割もある
「home」は、「go」、「stay」、「travel」などの動詞と組み合わさって、副詞として「家へ(に)」、「自宅へ(に)」という意味があります。
「house」にはこの用法はありません。
帰れ!
I decided to stay home.家にいることに決めた。
Every year I travel home to visit my family.毎年私は家族を訪ねるために帰省する。
さらに詳しく
「at home」には「気楽に」、「くつろいで」という意味もある
「at home」は「気楽に」、「くつろいで」という意味もあります。
日本語でも「アットホームな雰囲気」と言いますよね。
「home」の持つ家庭的なくつろぎのイメージがよく出ています。
I felt at home here from the very moment I arrived.私はここに到着したまさにその瞬間からくつろいだ気持ちがした。
「homey」は「くつろいだ」、「気楽な」という意味の形容詞
形容詞「homey」には「くつろいだ」、「気楽な」という意味があります。
そのレストランにはくつろいだ雰囲気がある。
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最後に
これで「house」と「home」の使い分けはバッチリでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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