分かっているつもりでも間違いやすいsomeとanyについて、基本活用と例外をチェックしましょう!
someの基本
「いくつかの〜」
someには「いくつかの〜」という意味があります。数や量が一定程度あることを示すときに使われます。
可算名詞の複数形として用いられることもあれば、不可算名詞にも用いることができます。
可算名詞との組み合わせの例
Some coins are made of silver.
いくつかの貨幣は銀でできている。
Some people think that chess is a science.
チェスを科学だと思う人もいる。
不可算名詞との組み合わせの例
He stored some money for the future.
彼は将来のためにいくらかお金をためた。
I have some work to do this evening.
私は今晩いくつかすべき仕事がある。
someは肯定形で使われる
someは基本的には肯定形(〜である、〜です)の文章で使われます。
She put some ice in her drink.
彼女は飲み物にいくつか氷を入れた。
There are some apples on the tree.
その木にはいくつかりんごがある。
anyの基本
「いくつかの〜」
anyは、someの対極の位置付けです。anyには、some同様「いくつかの〜」という意味があります。数や量が一定程度あることを示すときに使われます。
可算名詞の複数形として用いられることもあれば、不可算名詞にも用いることができます。
可算名詞との組み合わせの例
I didn’t make any phone calls.
私は電話はしなかった。
Are there any books on the desk?
机の上には本がありますか。
不可算名詞との組み合わせの例
He never meant any harm to anyone.
彼は誰にも危害を加える意図はなかった。
I don’t have any time.
私には時間がない。
anyは否定形で使われる
anyは否定形の文章で使われます。(someは肯定形で使われます)
I don’t want to hear any excuses.
私は言い訳は聞きたくない。
I do not make any big decisions.
私は大きな決断はしない。
anyは疑問形で使われる
Do you have any plans?
あなたには計画はありますか。
Are there any golf courses around here?
この周りにゴルフコースはありますか。
someとany の例外をチェック!
上記の説明はあくまで基本ですので、例外があります。日本人にとってはこの例外がsomeとanyの使い分けを難しくしています。
しかしながら、その例外も覚えておけば、上手に使い分けができるようになります。
someの例外
答えが「はい」であることを期待している疑問形にはsomeが使われる
Do you have some time?
時間はありますか?
Do you need some more money?
もっとお金が必要ですか?
提案や要求のときには疑問形であってもsomeが使われる
提案や要求を表すときには、疑問形であってもsomeが使われます。
(提案)
Would you like some more coffee?
コーヒーのおかわりはいかがですか?
(要求)
Could you give me some advice?
私にアドバイスをいただけないでしょうか?
someは、「不特定の」、「誰(または何)か知らない」ことを表す場合に、可算名詞の単数形と組み合わされる
「不特定の」、「誰(または何)か知らない」ことを示す場合には、あとに続く名詞が可算名詞であっても「some+単数形」で使われることがあります。
Some guy was yapping on his cell phone.
どこかの奴が携帯でぺちゃくちゃしゃべっていた。
Some idiot dented my car door last night.
どこかのバカが昨晩私の車にへこみ傷をつけた。
anyの例外
if(もし〜なら)、whether(〜かどうか)の文には肯定文であってもanyを用いる
(ifとの組み合わせ)
If you need any help, let me know.
もしあなたが助けを必要とするなら、私に知らせてください。
(whetherとの組み合わせ)
She asked me whether I needed any help.
彼女は、私が助けを必要としているかどうかを私に尋ねた。
anyは、「どれでも」、「どの〜でも」という意味を表す場合は、可算名詞の単数形と組み合わされる
anyは、「どれでも」、「どの〜でも」という意味を表す場合は、可算名詞の単数形と組み合わされます。
Any day of the week is fine.
その週のどの日でも大丈夫です。
Give me a pen. Any pen will do.
私にペンをください。どんなペンでも結構です。
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最後に
基本的な活用方法、間違いやすい点について理解が深まりましたでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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