【音声付!分かりやすい!】「must」と「have to」の4つの違いを例文で理解しよう!

目次

「must」と「have to」は同じ?

かなのん

学校では、「must」と「have to」は同じであると習います。

よく試験で出ていたのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

でも、本当に同じでしょうか。

全く同じであるならば、どちらかは不要なのではないでしょうか。

実は、「must」と「have to」にはいくつか違いがあります。

例文を交えて説明いたします。

かなのん

はじめに音声について説明させてください。

これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。

PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。

何度も繰り返し聞いて、表現を耳から覚えて自分のものにしましょう!

 「〜しなければならない」の「must」と「have to」の違い

「must」は「主観的な感情、願望」

You must see that movie.

君はあの映画を見なくちゃ。

この「must see」を「見なければならない」と訳すと強制感があります。

命令しているような感じです。

しかしながらこの話し手は、そのようなつもりで言っているわけではないでしょう。

かなのん

話し手は、自分の主観として、「見なければならない映画」≒「おすすめの映画」、「相手に見てほしい映画」として相手にその映画を見ることを勧めていると言えます。

 You must buy that jacket – it’s so you!.

そのジャケット買わないと。似合っているよ。

こちらも映画の例文と同様で、ジャケットの購入が義務付けられているわけではなく、あなたにぴったりだ、似合っている、だからあなたに買ってほしいという、話し手の感情や願望に基づくものと言えます。

かなのん

日本語でも一押し商品のことを「マスト・バイ」や「マストアイテム」ということがありますが、やはりこれも「must」の持つ主観的な感情、願望に基づくものです。

実際、「マスト・バイ」や「マストアイテム」を買わなくても、非難されたり、困ったりすることはありません。

「have to」は「外部要因、客観的な理由による必要性」

You have to remain in till the weather improves.

天気が良くなるまであなたはここに留まらなければならない。

この例文の場合、「今は天気が悪いから外に出るのは危険」ということが読み取れます。

かなのん

つまり、「悪天候」という外部要因、客観的な理由による必要性により、そこに留まることと勧めているわけです。

You will have to get official permission first.

最初に公式な許可を得なければならない。

何かの手続きを進める上で、組織の上層部や役所などからの正式な許可がないとその先に進めないというニュアンスがあります。

かなのん

これもルールや法規制という外部要因、客観的な理由による必要性のため、公式な許可を得ることを勧めていることになります。

ここまでのまとめ

かなのん

ここまでのまとめです。

「〜しなければならない」の「must」と「have to」の違い

「must」は「主観的な感情、願望」

「have to」は「外部要因、客観的な理由による必要性」

「〜しなければならない」の「must」と「have to」の否定形における違い

かなのん

「〜しなければならない」の「must」と「have to」は否定形にも違いがあります。

「must not」は「禁止」を表す

かなのん

「must」の否定形「must not」は、「〜してはいけない」という「禁止」を表します。

Children must not talk to strangers.

子どもたちは見知らぬ人に話しかけてはいけない。

「do not have to」は「不必要」を表す

かなのん

一方、「have to」の否定形である「do not have to」は「〜する必要がない」という「不必要」を表します。

This train is direct, you do not have to change.

この電車は直通だから乗り換えの必要がない。

かなのん

「must not」を「不必要」の意味で用いることはできませんし、「do not have to」を「禁止」の意味で用いることもできませんので注意しましょう。

ここまでのまとめ

かなのん

ここまでのまとめです。

「〜しなければならない」の「must」と「have to」の否定形における違い

「must not」は「禁止」を表す

「do not have to」は「不必要」を表す

「確実であることを結論づける」ときの「must」と「have to」の否定形における違い

かなのん

「must」と「have to」は両方とも「〜のはずである」と何かが確実であることを結論づけるときに使うことができます。

He must be joking or else he’s mad.

彼は冗談を言っているに違いない。そうでなければ狂っているかだ。

She’s 45? No, you have to be kidding!

彼女が45歳だって?いや、からかっているんでしょ。(からかっているにはずだ) (「kid」には動詞で「からかう」という意味があります。)

「must」の否定形は「can not」。「〜のはずがない」

かなのん

「〜のはずである」の「must」の否定形として「must not」を使うことはできません。

代わりに「can not」を使います。

「can not」で「〜のはずがない」という意味になります。

This can’t be true! 

これが本当のはずがない!

「have to」の否定形は「do not have to」。「必ずしも〜とは限らない」

かなのん

「確実であることを結論づける」ときの「have to」の否定形は「do not have to」です。

しかしながら、「do not have to」は「〜のはずがない」という意味ではありません。

「do not have to」は「必ずしも〜とは限らない」という意味になります。

The criminal does not have to be him.

犯人が彼だとは限らない。

ここまでのまとめ

かなのん

ここまでのまとめです。

「確実であることを結論づける」ときの「must」と「have to」の否定形における違い

「must」の否定形は「can not」。「〜のはずがない」

「have to」の否定形は「do not have to」。「必ずしも〜とは限らない」

「must」と「have to」の過去の表現における違い

かなのん

「must」と「have to」には過去の表現にも違いがあります。

「must」の過去の表現は「must have+過去分詞」。「~だったにちがいない」

かなのん

「must」は助動詞ですので、それ自体を変化させて過去を表現することはできません。

そのため、「must have+過去分詞」の形で表現します。

なお、意味は「~だったにちがいない」となります。

「〜しなければならなかった」という意味で用いることはできません。

You must have mistaken my intentions.

あなたは私の意図を誤解していたにちがいない。

「have to」の過去の表現は「had to」。「〜しなければならなかった」

かなのん

「have to」の過去の表現は「had to」です。

「〜しなければならなかった」という意味になります。

「~だったにちがいない」という意味で用いることはできません。

He had to retire due to ill health.

彼は体調不良のため、退職しなければならなかった。

ここまでのまとめ

かなのん

ここまでのまとめです。

「must」と「have to」の過去の表現における違い

「must」の過去の表現は「must have+過去分詞」。「~だったにちがいない」

have to」の過去の表現は「had to」。「〜しなければならなかった」

カテゴリー

まとめ

かなのん

最後におさらいをさせてください。

「〜しなければならない」の「must」と「have to」の違い

「must」は「主観的な感情、願望」

「have to」は「外部要因、客観的な理由による必要性」

「〜しなければならない」の「must」と「have to」の否定形における違い

「must not」は「禁止」を表す

「do not have to」は「不必要」を表す

「確実であることを結論づける」ときの「must」と「have to」の否定形における違い

「must」の否定形は「can not」。「〜のはずがない」

「have to」の否定形は「do not have to」。「必ずしも〜とは限らない」

「must」と「have to」の過去の表現における違い

「must」の過去の表現は「must have+過去分詞」。「~だったにちがいない」

have to」の過去の表現は「had to」。「〜しなければならなかった」

 

かなのん

「must」と「have to」の4つの違いについて理解が深まりましたでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

かなのん

わかりやすい英文法の本はこちらがおすすめです。


あわせて読みたい
間違いやすい・迷いやすい複数形のルールをおさらい! 【はじめに】 英語には複数形があります。 日本語では複数のものを表す場合は「〜たち」、「〜ら」をつけて複数のものであることを表現する場合はありますが、英語とは...
あわせて読みたい
【実体験】やってよかった!英語学習の12のメリット かなのん 今回は、英語学習の12のメリットについてご説明します。 【英語学習のメリット】 かなのん 私はTOEICは最高で940点のスコアを獲得し、英検一級を取得してい...
あわせて読みたい
スッキリ!【no matter〜】の構文を音声と例文で完全マスター! 今回は、「no matter〜」の意味・使い方・構文を音声と例文で分かりやすく解説いたします。 かなのん はじめに音声について説明させてください。 これからご紹介する例...
あわせて読みたい
【3分でスッキリ!】時間・年齢・日付・期間の前置詞を完全マスター! 【はじめに】 かなのん 時間や年齢、日付、期間の前置詞について、どれを使ったら良いのか迷う時はありませんか。 この記事では、時間や年齢、日付、期間を表すときに使...
あわせて読みたい
【スッキリ!】場所・位置を表す前置詞を完全マスター! かなのん 場所や位置を表す、「at」や「in」、「on」などの前置詞について、どれを使ったら良いのか迷う時はありませんか? この記事では、場所や位置を表すときに使わ...
あわせて読みたい
【まとめ】英検一級取得者がこっそり教える英語のレベルアップ方法 今までブログ記事で様々な英語の勉強方法をご紹介してきました。今回はそれらの記事を分類し、一つの記事にまとめました。 きっとあなたの英語の総合力がアップするヒン...
あわせて読みたい
【必見】TOEIC IPテスト(オンライン)とは?900点台も狙える勉強方法とスコアアップするテクニック かなのん 今回はTOEICの勉強方法とスコアアップのテクニックをご紹介します。 【TOEICについて】 かなのん 今回解説するTOEICは、「聞く・読む」技能に焦点を当てた「TO...

Follow me!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

かなのんです。
ネイティブでもハーフでもない、独学で英語を勉強した日本人です。
TOEICは940点を獲得し、英検1級にも合格しました。
これまでの英語学習の苦労やコツ、おすすめ教材を紹介しています。
ぜひ一緒に英語を学びましょう!

コメント

コメントする

目次