今回は「could use」で遠回しに要求や助言をする便利な会話表現をご紹介します。
これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。
PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。
何度も繰り返し聞いて、表現を耳から覚えて自分のものにしましょう!
目次
「could use」は、遠回しの要求・依頼の表現として使えます
ポイント
「could use」は、「あるといいですね」、「ほしいな」と、 少し婉曲に(遠回しに)要求を述べたり助言をしたりする表現として使えます。
I could use a cold drink. 冷たい飲み物がほしいです。
I could use a new smartphone. 新しいスマートフォンがほしいです。
I could use a little help.ちょっと手伝ってくれるとありがたいです。
「could use」と「some」や「a little」との相性
ポイント
「could use」を「some」や「a little」と組み合わせるとさらに控えめで自然な表現になります。
I could use some coffee.コーヒーがほしいです。
I could use a little spending money. もう少しお小遣いがあれば助かる。
I could use a little help.ちょっと手伝ってくれるとありがたい。
「人」が主語にならないパターンもあります
ポイント
「人」が主語にならない表現もあります。「人」が主語の場合と同様に、「〜があるといい」という婉曲表現になります。
Your car could use some waxing.あなたの車にはワックスが必要ですね。
This oil painting could use some more color. この油絵にはもっと色彩があるといいですね。
少し詳しく(「could」の仮定法の用法について)
ポイント
「could」は「can」の過去形ですが、「できるだろう」、「できたら」と、現時点では実現していない能力・可能性について表現することができます。
文法的には「仮定法」と言います。例文でご説明するのが早いかもしれません。
I wish I could fly. 飛べたらいいのに。
「could」が使われていますが、過去のことを言っているわけではありません。
今空を見ながら「(鳥のように)空を飛べたら」と願望しているわけです。
日本語訳でも「飛べたら」と過去表現になっていますので、似ているのかもしれません。
I wish I could eat more.もっと食べれたらいいのに。
こちらも「could」が使われていますが、過去のことを言っているわけではありません。
おなかが減っている人が、今まさにもっと食べたいのに食べられない、そのような状況になります。
こちらも日本語訳は「食べれたら」と過去表現になっています。
今回ご紹介した「could use」もこの仮定法の表現です。
「could use」を使えば「(今はないけど、もし)〜があったらいいのに、ありがたい、助かる」という表現になりますので、相手にやんわりとした要求や助言をすることができます。
まとめ
「【すぐ使える】「could use」で遠回しに要求や助言をする英会話をマスター!
- 「could use」は遠回しの要求・依頼の表現で使えます。
- 「some」や「a little」などと組み合わせるとさらに自然な表現になります。
- 「人」が主語にならないパターンもあります。
- 少し詳しく(「could」の仮定法の用法について)
こういった自然な会話表現が実際の会話で使えたらかっこいいですよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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