【英検1級もクリア!】パターンプラクティスの王道 アメリカ口語教本で英語脳をつくろう!

お悩みの方

頭の中での英作文に時間がかかってしまって、思うように英語が口から出てこないんだけど、何か効果的な練習方法はないかな?

かなのん

それなら、アメリカ口語教本を試してみてください!

ちなみに、私はこれを使って英検1級に合格できました!

アメリカ口語教本とは?

「アメリカ口語教本」はシリーズ累計500万部を超える大ロングセラーの英会話教材です。

「ロングセラー」と聞いて何年くらいを思い浮かべますか。

実は「アメリカ口語教本」はおよそ50年にも渡り、今なお英語学習者に支持されています。

教材のエッセンスはそのままに、改訂を重ね現在に至っています。入門用・初級用・中級用・上級用の4つがあります。

いま日本で売れている他の英会話教材の中には、このアメリカ口語教本のエッセンスから派生しているものも多いです。





アメリカ口語教本が支持されている理由は「徹底したパターンプラクティス」にあり!

アメリカ口語教本が支持されている理由は「徹底したパターンプラクティス」にあります。

皆さんはこのパターンプラクティスという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

パターンプラクティスとは、ある文法や会話表現を正確にかつ意識しないでも使えるようにするために、同じパターンを繰り返し、あるいは形を変化させて練習するトレーニング方法のことです。

それではなぜパターンプラクティスが重要なのかを深掘りしていきましょう。

英会話はしょせんはパターン(決まりごと・形)の組み合わせ

英会話はしょせんはパターン(形)の組み合わせです。

例えば、「I(私)」のbe動詞は「am」、「You(あなた)」の場合は「are」ですし、「I study English.(私は英語を勉強します。)」の「I(私)」が「He(彼)」に置き換わった場合は、「He studies English.」のように「study」が「studies」に変化します。

例を挙げればきりがないのですが、英会話はしょせんはこのような決まりごと、パターン(決まりごと・形)で成り立っています。

どんなに長い文章や複雑に見える文章でも、文章を分解すると複数のパターン(決まりごと・形)の組み合わせでできていることが分かります。

また、実際に英会話の中で使われるパターンの数はそんなに多くはありません。英語を母国語とするネイティブスピーカーが英語を操れるのは、みんなとても頭がよくて、何十万、何千万というパターンを丸暗記して覚えているからではありません。

彼らネイティブスピーカーは「こう聞かれたらこう応じればいい」、「こう表現したいときはあのパターンを使えばいい」という表現方法を脳内にストックしていて、会話時にそれを引き出しているだけなのです。

会話でよく使われる表現のパターンを覚えておいて、それらを自在に言い換えたり、置き換えたりすることで多彩な表現が可能なのです。

ですから、まずはこのパターン(決まりごと・形)を覚えることが大事です。

「分かる」と「使いこなせる」は違う

「I(私)」のbe動詞は「am」、「You(あなた)」の場合はbe動詞が「are」になるのは当たり前で簡単と思われるかもしれません。

しかしながら、そのように思われる方も、実際の英会話になると、なかなか英語が口から出てこない人がいらっしゃいます。

その原因は、なぜでしょうか。英会話のパターン(決まりごと・形)を知らないから、では説明がつきません。中学や高校までで英語を一通り勉強された方なら、基本的な英会話のパターン(決まりごと・形)は知っているはずだからです。

基本的な英会話のパターン(決まりごと・形)は知っているのに、実際の英会話になると話せないのは、そのパターンを使いこなせるレベルになっていないことが原因のほうが多いです。

どうしても日本人の多くは、日本語でまず考え、それに対応する英語を頭の中で置き換えて英作文をしてしまうのです。

例えば「わたしはいくつかの卵をもらった(I got some eggs.)」を英語で表現したいときに、

「私」「I」で、「得る」は「get」だけどその過去形だから「got」、「いくつかの」「some」で、卵は「egg」だけど複数形の「eggs」しないと、、、

という脳内で翻訳作業をしている間に、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうのです。

「分かる」から「使いこなせる」レベルになるためにはパターンプラクティスが効果的!

「分かる」のに「使いこなせる」ようにならないのは、英語の才能がないからではありません。

「使いこなせる」ようになるための練習をしてこなかったのが原因なのです。

今ではスピーキング力を測定するテストも増えてきていますが、英語の受験勉強においての中心はやはりリーディングやライティング、リスニングです。

スピーキングの能力を試されなかった、あるいは測定される必要がなかったのですから、受験や仕事で他の科目や業務にも時間を割り当てなければならない中、求められない能力に時間を割くのは非効率ですのである意味仕方がないことです。

「使いこなせる」ようになるための練習をしてこなかったのが話せなかった原因なのですから、「使いこなせる」ようになるための練習をすればよいのです。

頭では「知っている」、「分かっている」英会話のパターン(決まりごと・形)を、「使いこなせる」レベルに引き上げるのに有効なのがパターンプラクティスです。

かなのん

パターンプラクティスの例は次の通りです。

(あくまでも例です。)

I study English.(私は英語を勉強します。)

English(英語)」を「French(フランス語)」に置き換えてみましょう。

I study French.(私はフランス語を勉強します。)

French(フランス語)」をさらに他の単語に入れ替えることにより、英語の「主語+動詞+目的語」のパターンを脳内に定着させることができます。

先ほどの例文の「I(私)」を「She(彼女)」に置き換えてみましょう。

She studies French.(彼女はフランス語を勉強します。)

このパターンを繰り返し練習することで、三人称単数形(study→studies)を無意識レベルで使えるようにトレーニングします。

今度は先ほどの例文を現在進行形にするパターンプラクティスをしてみましょう。

She is studying French.(彼女はフランス語を勉強している。)

次は、この例文を付加疑問文にしてみましょう。

She is studying French, isn’t she?(彼女はフランス語を勉強しているんですよね?)

かなのん

アメリカ口語教本にはこのようなパターンプラクティスが山ほど盛り込まれていますので、一つのトレーニングだけでも口がくたくたになってしまうほどです。

繰り返し練習することで日本語で考えなくても反射的に英語が出てくるようになりますよ!

アメリカ口語教本の学習が向いている方

かなのん

アメリカ口語教本は次のような方におすすめです。

  • 自分でコツコツと勉強できる方
  • まずはあまりお金をかけずに英会話のパターンプラクティスを学習に取り入れたい方
  • 英文法の基礎知識がある方

自分でコツコツと勉強できる方

アメリカ口語教本を使った学習は、基本的には一人で行います。励ましあえる仲間や教えてくれる講師はいませんので孤独を感じるかもしれません。

また、何度も同じパターンを繰り返し練習しますので、華やかさはありません。はっきり言って地味です。

したがって、他人のサポートを得ずとも、自分でコツコツと勉強できる方に向いています。

まずはあまりお金をかけずに英会話のパターンプラクティスを学習に取り入れたい方

アメリカ口語教本シリーズは1冊2,000円から3,000円で購入できます。

これで英語がペラペラになる土台ができるのであれば安いものです。

「パターンプラクティスを自分の英語学習に取り入れたいけど、あまりお金をかけたくない」という方は、まずは本書を手にとって試してみることをおすすめします。

最悪のケースとして、この学習方法が合わなかった、あるいは続かなかったとしても、損失は1冊の書籍費用(2,000円~3,000円)で済みます。

英文法の基礎知識がある方

本書には文法的な解説もありますが、あくまでも本書はパターンプラクティスをメインとした教材です。

したがって、ある程度英文法の基礎知識があるほうがスタートしやすいです。

英文法の基礎知識に自信のない方は他の参考書と併用して学習しましょう。

コツ:まずは「入門用」から始めよう!

かなのん

初めてパターンプラクティスを学習に取り入れる方は「入門用」から始めましょう!

「入門用」の文法レベルはやさしいですが、英文法が「入門用」なのではなく、あくまでパターンプラクティスの「入門用」です。

「自分は英語の文法には自信があるから」といって中級(あるいは上級)から始めてしまうと挫折を経験してしまう可能性が高いです。

パターンプラクティスの門を叩いてみたい方は、まずは「入門用」から始めることを強くおすすめします。

アメリカ口語教本のデメリット

かなのん

アメリカ口語教本は万能ではありません。以下のようなデメリットがあります。

  • 教えてくれる講師がいない
  • 楽しさはあまりなく、単調

教えてくれる講師がいない

アメリカ口語教本を使えば独学で英語のスピーキング力を向上させることができます。しかしながら、教えてくれる講師の方がいるわけではないので、誤った発音が身についてしまうリスクがあります。

間違った英語の発音が身についてしまったら後で矯正するのも大変です。

また、分からないところがあっても講師に聞くことはできないため行き詰ってしまうかもしれません。

楽しさはあまりなく、単調

パターンプラクティスは単調で、地味です。楽しいかどうかと言われると楽しくはないです。(ただし、徹底したパターンプラクティスにより英語が話せることを体感した瞬間は感動的です)

続けても一日や二日でいきなり英語が話せるようになるわけではないので、根気よく続けられない方もいらっしゃるかもしれません。

オンライン英会話など、他の教材と組み合わせることでアメリカ口語教本の学習効果が高まります。

実際に海外の英語講師と話すことで、楽しみの要素を加えることができますし、発音についての個別指導を受けることもできます。

私自身の経験からもアメリカ口語教本は英会話の基礎を徹底的に鍛えるのに大変役立ちましたが、それだけで英検1級に合格できたわけではありません。

オンライン英会話との併用が効果的ですのでおすすめです。

かなのん

ぜひ、皆さんもアメリカ口語教本を手にとって学習してみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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