はじめに
タイトルにもありますが、「uni-」には、「1つの」という意味があります。
これを覚えておくと他の単語が覚えやすくなりますのでとても便利です。
ただし、「uni-」で始まる単語のすべてに「1つの」という意味があるとは限りませんのでご注意ください。
皆さんになじみのある単語から見ていきましょう。
(はじめに)音声について
英文の左側には以下のマークがついているものがあります。
PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。
何度も繰り返し聞いてリズムをつかみ、表現を耳から覚えて自分のものにしましょう!
uniform(制服)
「uni」(1つの)+「form」(形)で、「uniform」(制服)ということです。
日本語でも「ユニフォーム」です。
確かに、制服は一つの形に統一されていますよね。
なお、「uniform」には形容詞で「おそろいの」、「均一の」、「不変の」といった意味があります。
例文1
cups of uniform size and shape同一の大きさと形のコップ
例文2
at a uniform speed一定のスピードで
unique(ユニークな、唯一の)
こちらは単語の分解はできないのですが、「1つの」を意味する「uni」が含まれています。
日本語でも「ユニーク」でおなじみですよね。
日本語の「ユニーク」は「あの人はユニークだね」、「ユニークな表現」と「面白い」というニュアンスで使われることがありますが、英語では「独特な」、「唯一の」という意味になります。
例文3
This method is unique to Japan.この手法は日本だけのものです。
例文4
Her unique technique is very attractive.彼女の独特の技術はとても魅力的だ。
ちょっと話がそれますが、「ユニクロ」の社名の一部も「unique」に由来しています。
「UNIQUE(ユニーク、独自の) CLOTHING(クロージング、衣類) WAREHOUSE(ウェアハウス、倉庫)」を略したものだそうです。
universal(普遍の、すべてで通用する)
こちらも単語の分解はできないのですが、「1つの」を意味する「uni」が含まれています。
日本でも「ユニバーサルスタジオジャパン」でおなじみです。
また、誰でも使いやすいように設計されたものを「ユニバーサルデザイン」ということもあります。
「universal」には「普遍の」、「すべてで通用する」という意味があります。
例文を見ていきましょう。
例文5
universal standards共通の基準、世界基準
例文6
universal designできるだけ多くの人が利用できることを目的とした設計、デザイン
unicorn(ユニコーン)
「uni」(1つの)+「corn」(角、つの)で「unicorn」となり、「ユニコーン」という意味になります。
「unicorn」はもともと神話上の生き物のことですが、「unicorn company」(ユニコーン企業)と言えば評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業のことです。
「unicorn」の希少性がうまく表現されていると思います。
例文7
The unicorn is an imaginary beast.ユニコーンは想像上の動物だ。
unilateral(一方の、一方的な)
「uni」(1回)+「lateral」(側面の)で、「unilateral」となり、「一方の、一方的な」という意味になります。
例文8
a unilateral contract片務契約(一方だけが相手方に対して債務を負う契約)
なお、「両側のある、双方の」は、「bilateral」と言います。
(参考)
unisex(男女別のない)
「uni」(1回)+「sex」(性)で、「unisex」となり、「男女別のない、男女両用の」という意味になります。
例文9
a unisex hairdresser’s salon男女共用の美容院
関連記事
まとめ
「1つの」を表す「uni-」で始まる単語について、最後におさらいしましょう。
- 「uniform」(制服)
- 「unique」(ユニークな、唯一の)
- 「universal」(普遍の、すべてで通用する)
- 「unicorn」(ユニコーン)
- 「unilateral」(一方の、一方的な)
- 「unisex」(男女別のない)
今回のと合わせて、「2つの」、「2回の」を表す「bi-」で始まる単語と「3つの」を表す「tri-」で始まる単語とをまとめて覚えてしまいましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
あわせて読みたい
語源についてのおすすめ本はこちら
コメント