勧められたことを丁寧に断る英語表現


今回は、勧められたことを丁寧に断る英語表現をご紹介します。

まず音声について説明させてください。
これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。

PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。

何度も繰り返し聞いて表現を丸ごと覚えましょう!
基本的な考え方は日本語と同じ

勧められたことを丁寧に断る英語表現の基本的な考え方は日本語と同じです。
- 勧めてくれたことに感謝を示す
- 断る理由を述べる
相手が良かれと思って勧めてくれたのに「No!」とだけで突っぱねてしまっては今後の関係にも影響します。
相手の配慮に感謝を示しつつ、できればその理由を説明して断ることが大事です。
それでは、勧められたことを丁寧に断る英語表現をご紹介します。
No, thank you.

「No, thank you.」は「いいえ、結構です」という意味で使える定番表現です。
ただ単に「No」と断るだけでなく、すぐ後に続けて「thank you」を加えることで、断りつつも相手へ配慮した表現になっています。
おかわりはいかがですか?
いいえ、結構です。十分にいただきました。
No thanks.

「No, thanks」も「いいえ、結構です」という意味で使える定番表現です。
たばこを吸いませんか?
いいえ、結構です。たばこはやめました。
Thank you, but no thank you.

「Thank you, but no thank you.」は「ありがとうございます。でも結構です」という意味です。
「No」を先に言う「No, thank you.」や「No thanks.」に比べて、先に「Thank you.」と感謝を述べることができます。
コーヒーのおかわりはいかがですか?
ありがとうございます。でも結構です。行かなければなりません。
Not for me.

「Not for me.」は「私には合っていない」、「私には向いていない」という意味で、断るときに使える表現です。
「Not for me.」の後に感謝や断る理由を述べます。
(グラス一杯の)ワインはいかがですか?
いいえ。結構です。私は(お酒を)飲まないんです。
Thank you anyway.

「Thank you anyway.」は「とにかくありがとう」という意味です。
相手のオファーを断ることにはなったけれども、相手の好意に感謝を示したいときに使えます。
駅であなたを(車で)乗せましょうか?
私は歩くほうがいいです。とにかくありがとうございます。
Thank you all the same.

「Thank you all the same.」は「何れにせよありがとう」、「ともかく、ありがとう」という意味です。
期待することではなかったものの、感謝することには変わりはないといったニュアンスがあります。
ランチに招待してもよろしいですか?(ランチを一緒に食べませんか?)
すでに食べてしまいました。ともかく、ありがとうございました。
That’s very kind of you, but〜

「That’s very kind of you, but〜」は「ご親切にどうも。でも~」という意味です。
先に感謝の気持ちを伝え、その後「but」で相手の好意を受け入れることができない理由を述べます。
大丈夫ですか?
ご親切にどうも。でも大丈夫です。
I’m afraid (that)~

「I’m afraid (that)~」は「せっかくではございますが」や「残念ですが~と思います」という意味です。
相手にとって期待していない、あるいは望ましくないことを言うときに「I’m afraid~」を用いることで、実はあまり言いたくないのだという気持ちを伝えることができます。
一緒に飲みに行きましょう。
誘ってくれてありがとう。でも残念ながら今はとても忙しいのです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ一緒に英語のレベルアップをしましょう!
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