今回は、野菜とお肉にちなんだ英語の慣用句をご紹介します。
まず音声について説明させてください。
これからご紹介する英単語には、左側に以下のマークがついているものがあります。
PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。
何度も繰り返し聞いて耳から英単語を覚えましょう!
as cool as cucumber:落ち着き払って
「cucumber」は「きゅうり」という意味です。
「as cool as cucumber」で「落ち着き払って」という意味になります。
She was as cool as a cucumber.彼女は落ち着き払っていた。
carrot and stick:あめとむち、おどしとすかし
「carrot」は「にんじん」という意味ですね。
「carrot and stick」は馬がにんじんが前にぶら下がっていてそれをほしさに走る姿からきています。
日本語に訳すなら「あめとむち」、「おどしとすかし」という意味がピッタリです。
The carrot and stick approach is to do with reward and punishment, incentives and pressures.あめとむちの手法は、報酬と罰、動機づけと圧力を組み合わせるやり方だ。
full of beans:元気いっぱいで、達者で、上きげんで
「bean(s)」は「豆」という意味です。
「full of beans」には「元気いっぱいで、達者で、上きげんで」という意味があります。
He was full of beans after a long sleep.たくさん寝た後彼は元気いっぱいだった。
a hard(またはa tough) nut to crack:難問題、扱いにくい人
「nut」は「木の実」、「ナッツ」という意味です。
「a hard(またはa tough) nut to crack」を直訳すると「割れにくいナッツ」という意味ですが、転じて、「難問題」、「扱いにくい人」という意味になります。
My boss a hard nut to crack.私の上司は扱いにくい人だ。
live on peanuts:わずかな金で過ごす
「peanut」は「落花生」、「ピーナツ」という意味ですが、「ごく少額の金」という意味もあります。
「live on peanuts」で「わずかな金で過ごす」という意味になります。
I had to live on peanuts.私はわずかなお金で過ごさなければならなかった。
open sesame:開けごまの呪文、合いかぎ
「sesame」は「ごま」という意味です。
「開けごま」という日本語でもおなじみですが、「open sesame」には「開けごまの呪文」、「合いかぎ」という意味があります。
Health is the open sesame to happiness.健康は幸福への有効な手段である。
meat and potatoes:最も重要なもの、基本となるもの
「meat」は「肉」、「potato(es)」は「じゃがいも」です。
「meat and potatoes」で「最も重要なもの」、「基本となるもの」という意味になります。
英語圏では肉やじゃがいもが欠かせないことがよく現れていますね。
Logic is meat and potatoes of computers.ロジック(論理)はコンピューターの基本となるものだ。
like a hot potato:非常に急に手を離さなければならない状況や問題
「like a hot potato」は、非常に急に手を離さなければならない状況や問題を表現する慣用句です。
熱いジャガイモは触れると痛いため、すぐに手を放さなければならないことを意味します。
The scandal became a hot potato for the company, and they had to deal with it quickly.そのスキャンダルは会社にとって熱いジャガイモになり、速やかに対処しなければなりませんでした。
ham it up:派手に演じる、大げさにやりすぎる
「ham」は「ハム」という意味ですが、「ham」を動詞として使った「ham it up」には「派手に演じる」、「大げさにやりすぎる」という意味があります。
Your story is very funny, but there is no need to ham it up.あなたの話はとても面白いですが、大げさにやりすぎる必要はありません。
beef up:拡充する、補強する
「beef」は「牛肉」という意味ですが、「beef」を動詞として使った「beef up」には「拡充する」、「補強する」という意味があります。
The company has plans to beef up its production.その会社には生産を強化する計画がある。
bring home the bacon:家族を養うために働く
「bring home the bacon」は、肉(ベーコン)を買いに帰ることが家族の生計を立てるための重要な役割であることから派生した表現です。
Ever since he lost his job, John has been under a lot of pressure to bring home the bacon.彼が仕事を失って以来、ジョンは家族を養うために大きなプレッシャーを感じています。
peas in a pod:似た者同士
「peas in a pod」は、豆が同じポッド(さや)に入っているように、非常に似通った特徴や性格を持つ人々を指します。
Sarah and her sister are like peas in a pod. They have the same sense of humor.サラと彼女の姉妹は似た者同士です。彼女たちは同じユーモアのセンスを持っている。
spill the beans:秘密を漏らす
「spill the beans」は、豆がこぼれるように、何か秘密や重要な情報を不用意に話してしまうことを指します。
I can’t believe he spilled the beans about the surprise party! Now everyone knows.彼がサプライズパーティーのことを漏らしてしまったなんて信じられません!今や誰もが知ってしまいました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ一緒に英語のレベルアップをしましょう!
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