【T】の発音・リスニングは6つのルールを覚えれば簡単!

意外と難しい「T」の発音・リスニング

「T」は日本語でいう「たちつてと」の「T」ですので、「T」の発音・リスニングは簡単と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、これが意外と難しいのです。

なぜ難しいかというと「T」の発音の方法は一つだけでなく、複数の方法があるからです。

ですので、聞く方にとっては、自分のイメージの「T」とは別の音に聞こえたり、あるいは全く「T」と発音していないように聞こえたりします。

しかも、そもそも日本語と英語は別の言語ですので、日本語の「たちつてと」に置き換えればよいというわけではありません。

実は、どのような場合に、どのパターンの「T」を発音するのかについては体系化されたルールがあります。

英語圏(特にアメリカ人)はこのルールに従って「T」の発音をしています。

つまり、そのルールを覚えてしまえば、ネイティブのようなかっこいい「T」の発音ができますし、「T」の文字が含まれる英語のリスニングが非常に楽になります。

どうですか。魅力的に感じませんか。

それでは次以降で、「T」の発音・リスニングのポイントを順にご紹介します。

この記事を読み終えるころには、読む前に比べて「T」の発音・リスニングに自信がつくはずだと思います。

かなのん

はじめに音声について説明させてください。

これからご紹介する例文のうち、左側に以下のマークがついているものがあります。

PCの場合はマウスのカーソルを、スマートフォンやタブレットの場合は指を、このマークがある英文に合わせてクリックまたはタップするとマークの色が以下のように変わり、音声が再生されます。

何度も繰り返し聞いて音の違いを確認し、まねて実際に発音してみましょう!

「T」の発音・リスニングのルール

単語の最初の「T」およびアクセントがある「T」はシャープに発音する

かなのん

もっとも一般的なのがこの発音です。

単語の最初の「T」およびアクセントがある「T」はシャープに発音します。

「T」の発音で一番なじみがあるのが、この「T」だと思います。

舌先を歯の裏側にしっかりと付けて、息を吐き出すようにしてシャープに発音します。

日本語の「たちつてと」にはこのような息を吐き出すシャープさはありません。

日本語の「T」とは全く別の音と思って発音・リスニングをしましょう。

tiger

トラ

towel

タオル

tower

アクセントがなく、単語の真ん中にある「T」は「D」と発音する

かなのん

シャープな「T」ではなく、「D」のように発音する「T」もあります。

皆さんは、「T」と書かれた英単語なのに「D」のように聞こえると思ったことはありませんか。

実はそれは、そう聞こえるのではなく、話し手が実際にそう言っていたのだと思います。

「D」のように聞こえるのは、アクセントがなく、単語の真ん中にある「T」は「D」と発音するというルールがあるからです。

人によっては、この場合の「T」は「D」というよりかは日本語の「らりるれろ」のように聞こえる場合もあります。

繰り返し聞いて、違いを確認しましょう。

bottle

ボトル

water

metal

金属

「ボトル」が「ボドル」のように、「ウォーター」が「ワダー(またはワラー)」のように、「メタル」が「メダル」のように聞こえませんか。

実際にそのように発音しているので、そのように聞こえるのは当然なのです。

なお、単語の真ん中に「T」がある場合でも、「T」の箇所にアクセントがある場合は、「シャープなT」で発音します。

次の両者の違いを聴き比べて見てください。

photograph

写真

アクセントは単語の最初にあるので、「photograph」の「t」は「d」のように発音します。

photographer

写真家

アクセントは「t」の箇所にあるので、「photographer」の「t」は「シャープなT」で発音します。

単語の最後の「T」は抑えて発音する

かなのん

ちょっとややこしいのがこの発音です。

「単語の最後の『T』は抑えて発音する」と言っても、分かりづらいかもしれません。

まずは次の発音を聞いてみてください。

robot

ロボット

dot

ドット

cat

「ロボット」が「ロボッ」のように、「ドット」が「ドッ」のように、「キャット」が「キャッ」のように聞こえると思います。

これが、単語の最後の「T」を抑える発音です。

シャープな「T」を発音するための口の形を保ちつつ、実際には息を止めてこらえるイメージです。

話し手がこのような、口の形だけ「シャープなT」で発音しているので、聞き手側にとっては何度繰り返し聞いても「シャープなT」が聞こえないのは当然です。

「N」の前の「T」は抑えて発音する

かなのん

「N」の前の「T」も抑えて発音します。

「N」も「T」も舌先を歯の裏側に付けて発音します。

そのため、ナチュラルな英語の発音においては、「N」の前の「T」は抑えて発音するというルールがあります。

「抑える」というのは、先ほど説明した、口の形は「T」を保ちつつ、実際には息を止めてこらえる発音方法のことです。

実際の発音についてはこちらの外部YouTubeサイトをご参照ください。

ご紹介した発音方法はこちらでは「しゃっくりT」と呼んでいます。

このルールに従うと、次の単語は次のように発音します。

kitten(意味:子猫)

発音:キッン

button(意味:ボタン)

発音:ボッン

Britain(意味:英国)

発音:ブリッン

「本当にこんな発音で大丈夫なのかな?」、「これで本当に通じるのかな?」と思われる方もいるかもしれません。

大丈夫です。通じます。

むしろ、ご紹介した発音のほうが正しいですので、ネイティブには自然な英語として耳に入ってきます。

「N」の後の「T」は発音しない

かなのん

全く発音しない「T」もあります。

「N」と「T」とが入れ替わった場合には、別の発音ルールがあります。

それは、「N」のあとに「T」が続く場合は、「T」を全く発音しないというルールです。

こちらの発音については、以下の外部YouTubeサイトをご参照ください。

このルールに従うと、次の単語は次のように発音します。

internet(意味:インターネット)

発音:インナーネット

winter(意味:冬)

発音:ウィンナー

interview(意味:インタビュー)

発音:インナビュー

「W」、「R」、「K」、「G」、「Y」の前の「T」は抑えて発音する

かなのん

こちらが最後のルールになります。

「W」、「R」、「K」、「G」、「Y」の前の「T」も抑えて発音するというルールがあります。

それぞれ例をご紹介します。

「W」の前の「T」

it was

意味:「〜だった」

発音:イッワズ

「R」の前の「T」

not really

意味:「そうでもない」

発音:ナッリアリィ

「K」の前の「T」

it can

(※「can」の「c」は「K」の発音)

意味:「それはできる」

発音:イッキャン

「G」の前の「T」

it goes

意味:「それは行く」

発音:イッゴウズ

「Y」の前の「T」

but yet

意味:「それでもやはり」

発音:バッイェッ

かなのん

「T」の発音・リスニングのルール、すべてご理解いただけましたでしょうか。

あとは繰り返し練習あるのみです。

「T」の発音・リスニングをマスターして、ぜひかっこいい英語を身につけましょう。

おすすめ書籍

かなのん

アメリカ英語の発音を体系的に学びたい方には「American Accent Training」がおすすめです。

本書ではアメリカ英語の発音のテクニックが体系的に書かれています。

「American Accent Training」にはペーパーバック版とAudible版(聞く本)とがありますが、おすすめは、Audible版です。

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また、Audible版であってもPDFのテキストが付属しています。

ただし、全編英語で書かれていますので、対象は中・上級者の方です。

目からうろこの発音のテクニックを体系的に学ぶことができますので、リスニング・発音にさらに磨きをかけたい中・上級者の方へおすすめします。


かなのん

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ぜひ一緒に英語のレベルアップをしましょう!

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